One Health Research Center (OHRC)
多様な人材が、組織・研究室・部門の壁を超えてOne Healthを共通目標に集い協働する、実践教育と研究を進めるプラットフォーム
OHRCは、北海道大学大学院獣医学院・国際感染症学院に加えて、国際行政・協力機関・国内外大学・研究機関および民間企業から多様な人材が組織・研究室の壁を超えて集い、感染症出現リスクの予測、潜在的な化学物質汚染状況の摘発、医療・獣医療の進展などに向けた明確なミッションの達成を目指します。そのため、国際連携Unit、Zoobiquity推進Unit、開発研究推進Unitなどの実践的なUnitを構築し、研究プロジェクトを遂行します。プログラム生はそれらのプロジェクトに能動的に参加し、国際機関活動支援やニーズアセスメント等の実践教育を受けることができます。
さらに、OHRCでは、長期的視点でデータベース・試料バンクを構築するプロジェクトを組織的に推進します。これらのプロジェクトにより構築されるデータベースとバイオバンクからなる統合バンクは、One Healthの実現に必要な社会価値の創出に活用が期待される基盤情報・リソースとなります。
また、希少疾患、原因不明疾患に関する検査、高病原性病原体を用いた検査等、通常の検査サービスで提供されない特殊検査をヒト及び動物に提供します。
OHRCのミッション
- 博士学位プログラムのOne Healthモジュールおよび学院間・大学間共通特別教育プログラム「One Health Ally Course」の教育研究の推進
- 世界各地から様々な研修生を受け入れ、研修生のニーズに応じた各種研修プログラムの提供
- 卓越大学院で進める試料バンク・データベース構築にかかる研究推進
- 特殊検査診断の提供
- 社会のニーズの調査および産学官の共同研究の推進
- その他のOne Healthフロンティア卓越大学院プログラムの推進に係る業務の推進
センター長挨拶
感染症や化学物質による環境汚染は、世界各国でヒト及び動物への重大な被害をもたらし続けています。これらの問題に効率的に対応するためには国境、学問領域、行政区分等にとらわれないOne Health アプローチが必要となります。本センターは研究・教育のみならず、危機対応や社会貢献も含めこれらの問題に包括的かつ柔軟に対応するため、北海道大学の多様な部局から構成員を募り2021年3月1日に設置されました。
感染症や化学物質汚染への対応につきまして、構成員一堂一丸となって取り組んでいく所存であります。皆様方のご支援、ご協力につきまして何卒宜しくお願い申し上げます。
OHRCセンター長 澤 洋文
寄付donation
ご寄付のお願い
OHRCでは研究、教育活動に加え、学内連携、国際連携、産学連携、及び統合データベースの運用、特殊検査サービスの展開と多岐にわたる活動を行っています。これらの活動を支えるためのご寄付を是非お願い致します。
頂きました寄付金は大学からの交付金や外部資金では賄いにくい用途(例えば統合データベースの運用、特殊検査サービスの展開等)を中心に柔軟に活用させて頂きます。
- ご寄付の申し込み先(クレジットカードでのご寄付も可能になりました)
- https://www.hokudai.ac.jp/fund/Regist
- *上記ページ(学部等支援事業)から申込みいただき、寄附目的欄に『獣医学研院One Health Research Center』とご入力ください。