2023年 One Health Research推進費の報告会を実施しました (令和7年2月27日)
2025/2/28
2025年2月27日、獣医学研究院において、2023年度にスタートした「One Health Research推進費」の初年度採択課題の7件の報告会を開催しました。
報告会の開催が遅くなってしまいましたが、以下の国際協働研究5件、国内共同研究2件の報告がありました。
初回の研究費公募かつ周知期間が短く不安要素が多々ありましたが、報告内容は、気候変動、生態系、野生動物と人間社会の軋轢、感染症、汎動物学、動物福祉と、まさに当センターが標榜する、感染症、保全医学、汎動物学、および、人と動物の絆、の4本柱に合致する内容で、このような地道な活動が学内のOne Health連携の推進力になることを実感した次第です。2024年度採択課題の報告会は遅くならないように開催します。また、2025年度課題の公募が始まりますので、興味ある方は応募ください。
国際共同研究 申請者一覧
荒木 仁志 (農学研究院): 人為的環境改変がもたらすトゲウオの不可逆的適応進化とその生態系への影響評価
SEPOSO Xerxes Tesoro (医学研究院): Dengue-related burden of ENSO in the Southeast Asian Region
堀内 基広 (獣医学研究院): モンゴルにおける食品媒介感染症起因菌の包括的調査体制の構築 -モンゴルにおけるOne Healthアプローチの推進-
苅和 宏明 (獣医学研究院): メキシコの野生げっ歯類におけるハンタウイルス感染症の疫学的研究
立澤 史郎 (文学研究院): One Health Approachによる鳥獣害問題の再検討 -学際・超学際による国際比較研究-
学内共同研究 申請者一覧
栁川 洋二郎 (獣医学研究院): クマ科動物における着床遅延診断指標の確立
大谷 祐紀 (OHRC): 動物の行動に対する獣医師の認識と評価形成プロセスの探究
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